080215_08
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
2月15日 |
080215_08 |
シャープ |
半導体素子 |
光半導体 |
デジタル情報家電用 |
ブルーレイディスクなどの新世代DVD(二層メディア)の従来4倍速記録速度であったものが6倍速記録が可能になる250mWの業界最高パルス出力の高出力青紫色半導体レーザー
シャープは、250mWの業界最高パルス出力の高出力青紫色半導体レーザーを開発し、4月から量産を開始する。
ブルーレイディスク(BD)などの新世代DVD(二層メディア)の6倍速記録が可能となる。HDDからBDメディアへのダビング時間を従来のパルス出力210mW青紫色半導体レーザーの3分の2に短縮できる。
BDメディア容量25ギガバイト、約180分の地上デジタル放送をHDDからBDメディアへダビングする時間は、210mWレーザーの4倍速記録では約45分かかっていたのが250mWレーザーの6倍速記録なら約30分に短縮できる。
ノートPCのスリムドライブ用に業界最小径のφ3.3ミリメートルCANパッケージ品とBDレコーダ、デスクトップPCのハーフハイトドライブ用にφ5.6ミリメートルCANパッケージ品の2品種を取りそろえた。高出力青紫色半導体レーザーでφ3.3ミリメートルCANパッケージの採用は同社が初めて。
07年5月から量産を開始したパルス出力210mWの高出力品、7月から量産に入った同20mWの低出力品に続く3機種目の青紫色半導体レーザーの量産となる。
08年の青紫色半導体レーザー需要を高出力が220万台、低出力が2200万台と予測し、それぞれで50%のシェア獲得を目指す。このため広島・三原工場の青紫色半導体レーザーの生産能力を07年7月の月産50万個を4月に同70万個に引き上げる。
気相成長法(MOCVD)で成長させる窒化ガリウム(GaN)活性層のパラメータを工夫し、これまでより薄い活性層を形成し光の閉じ込めを強くし、消費電力の低減を図った。
端面に従来より一層コーティング膜を増やし、高出力光の熱による端面の酸化を抑え、高出力化に対応した。
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