動作寿命が従来品の10倍の10万回で携帯電話のホールドスイッチや高機能端末など動作寿命の長い部品が要求される用途に最適な薄型スライドスイッチ「JSDシリーズ」

　ＳＭＫは７日、薄型スライドスイッチ「ＪＳＤシリーズ」の新製品として、機能改善を行い、動作寿命を大幅に伸ばした「長寿命スライドスイッチ」（製品名＝Ｓ８５）を開発、サンプル出荷を開始したと発表した。５月から量産を開始する。サンプル価格は２００円。生産能力は月産２００万個となっている。

　 近年、携帯電話ではホールドスイッチとして使われるスライドスイッチの需要が高まっている。また、端末の高機能化に伴う買い替えサイクルの長期化への対応として、より動作寿命の長い部品が求められている。

　 新製品は、こうしたニーズに対応したもの。従来品ＪＳＤシリーズの内部構造を改良、最適化し、クリック感をより長く保てる構造にすることで、動作寿命１０万回（従来品比１０倍）を実現し、セットの信頼性向上に貢献する。

　 従来品の特徴である薄さについても、厚さ１.１ミリメートル（従来品比１２２％）と、従来とほぼ同程度の薄さを実現している。

　 用途は携帯電話、ＰＤＡ、デジタルポータブルオーディオなど。

　 主な仕様は、定格ＤＣ６Ｖ　１０ｍＡ。作動量１.５ミリメートル。外形寸法８×２.９×高さ１.１ミリメートル。