080207_02
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
2月7日 |
080207_02 |
東芝 |
半導体集積回路 |
メモリー |
パソコン・OA機器・LAN用 |
メモリー全体を仮想的に2分割して高速化する擬似2ポート方式の導入で32メガビットの実用的容量で世界最速の833メガヘルツLSIを実現する混載DRAMの新技術
東芝は、LSIの混載DRAMの新技術として、32メガビットの実用的容量で世界最高速833メガヘルツを実現する回路を開発した。
混載DRAMは、外付けメモリーに比べ、より高速参照できることから、大容量データを扱う画像処理LSIなどに使われているが、高精細動画の普及拡大などで、さらなる高速化が求められている。
同社では、対象領域を指定して読み書きする従来方式に替え、メモリー全体を仮想的に2分割して読み書きを並列・交互に処理して高速化する疑似2ポート方式を導入した。
これに対応してデータ入出力の命令系統を見直すなど回路全般を最適化して、幅広い用途向けに実用的とされる32メガビット以上の大容量混載DRAMで世界最高速動作を実現した。
同社では、新技術を最先端65ナノメートルシステムLSI向けに早期に適用し、市場のニーズに応えるとしている。
今回の成果は、3日から7日まで米国サンフランシスコで開催中の「ISSCC2008」で6日に発表された。
|