ウルトラモバイルPCやノートブックなど向け最大28Vまでの低電圧システムを保護するバッテリスイッチオーバーを備えた高電圧・過電圧保護（OVP)コントローラ2製品

　米マキシム・インテグレーテッド・プロダクツは、最大２８Ｖまでの低電圧システムを保護するバッテリスイッチオーバーを備えた高電圧、過電圧保護（ＯＶＰ）コントローラ２製品を発表した。

　２製品はＭＡＸ４９５９と同４９６０。価格は、いずれも０.９０ドル（1000個受注時参考）。

　新製品２種は、抵抗によるプログラムが可能な過電圧（６―２８Ｖ）および下限電圧（５―２８Ｖ）のトリップレベルを提供する。保護された部品への損傷を防止するため、入力電圧がしきい値を超えると、外付けのｐＦＥＴをオフにする。その後、入力電圧が下限電圧ロックアウト（ＵＶＬＯ）のしきい値を超えるまで、外付けのｐＦＥＴをオフに保つ。

　また、ホストシステムがＡＣアダプタの切断を検出すると、バッテリに切り替わる制御ビット端子を特徴としている。ＯＶＡとバッテリスイッチオーバー機能の組み合わせにより、ウルトラモバイルＰＣ、ノートブック、カムコーダなどの低電圧システム向けとなっている。

　両製品は、入力が１μＦの外付けセラミックコンデンサでバイパスした場合、入力でプラスマイナス１５ｋＶのＥＳＤ保護（ヒューマンボディーモデル）を提供。マイナス４０度Ｃからプラス８５度Ｃの拡張温度範囲での動作を保証している。

　パッケージは、２ミリ角の１０ピンμＤＦＮと３×５ミリの１０ピンμＭＡＸパッケージの２種類がある。