071212_03
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
12月12日 |
071212_03 |
三菱電機 |
半導体複合部品 |
機能モジュール |
一般産業用 |
業界最大の定格電流75A(600V)を実現したパッケージエアコンのモーターをインバータ駆動するインテリジェントパワー半導体モジュール2品種
三菱電機は、パッケージエアコンのモーターをインバータ駆動するインテリジェントパワー半導体モジュールとして、大型DIPIPM Ver4シリーズ「PS21A79」(サンプル価格=1万5000円)と「PS21A7A」(同2万円)の2品種を開発し、08年6月から発売する。
新製品はトランスファーモールドタイプで、PS21A7Aは業界最大の定格電流75A(600V)を実現している。
定格電流を大きくすると発熱量が増大するため、50Aの従来品と同等寸法のままで75Aに大容量化するには、放熱特性の改善が課題であった。
今回、従来の樹脂による絶縁方式に代えて、熱伝導率に優れた絶縁シートを採用することにより、モジュールとパワー素子間の熱抵抗を従来比約30%低減させて温度上昇を抑えた。パワー素子には、オン電圧が小さい第5世代フルゲートCSTBT(同社オリジナルのIGBT)を搭載している。
パワー素子の短絡保護回路は、パワー素子からコレクタ電流の数千分の1程度の電流を取り出し、その電流をシャント抵抗に通し短絡を検出する方式を採用している。
温度保護のための検知は、内部の温度情報をモジュール内の制御素子LVICから外部に出力する機能を搭載、外付けのサーミスタを不要にして周辺回路の部品点数を削減している。これらにより、インバータ基板の低価格化が可能となる。
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