ヘッドランプやフォグランプをはじめとする自動車用ライト制御ユニット内でライト類を駆動するパワーIC「μPD166010]「μPD166009]

　ＮＥＣエレクトロニクスは、ヘッドランプをはじめとする自動車のライト部品を駆動するパワーＩＣ「μＰＤ１６６０１０」を製品化して、サンプル出荷を開始した。サンプル価格は２００円。

　 同時に、２.５Ａ以上の電流を検出するμＰＤ１６６００９を製品化し、サンプル出荷を開始する。新製品の量産開始時期は０８年第２四半期、規模は合計で０９年上期に月３００万個を計画している。

　 新製品は、自動車のヘッドランプやフォグランプなどのライト制御ユニット内でライト類を駆動するパワーＩＣで、出力駆動回路に各種保護機能を有するインテリジェント・パワー・デバイス。

　 バッテリ逆接続保護や低電圧シャットダウンといった保護機能を搭載しているため、システムを電気的破壊から防止できる。また、駆動電流を監視するカレントセンス機能の精度を向上し、０.５Ａ以上の電流で特性を保証しているため、精度の高いシステムの構築が可能だ。

　 さらに、４０Ｖと耐圧を向上させているため、一般的な乗用車すべてに採用できる。

　 これにより、信頼性の高いライト制御ユニットの開発が可能となり、ユニット自体を小型・軽量化できる。