071126_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
11月26日 |
071126_01 |
小峰無線電気 |
ユニット |
電源・アンテナ・高周波部品 |
移動体通信機器用 |
ホルダー部分に新設計を施し高信頼性や防水性能を向上させた、携帯端末用ワンセグ受信アンテナ「MWシリーズ」4種
小峰無線電機(川崎市高津区久地251、加藤晴生社長)は、携帯端末用のワンセグ受信アンテナ「MWシリーズ」計4機種を開発、量産体制が整ったことから、近く同アンテナの受注活動に入る。コネクタ専門メーカーとして培ってきたノウハウを生かした新設計を施し、高信頼性やセットの設計自由度向上を実現する。同社ではワンセグアンテナのほか、ミリ波対応アンテナなどの開発も進めており、今後、アンテナビジネスを新しい事業の柱の一つに育成していく計画だ。
可動式ワンセグ受信アンテナの現在の品ぞろえは、MWシリーズとして4段式ロッドアンテナ、2段式ホイップアンテナがあり、それぞれコネクタタイプと収納式タイプを製品化し、計4種類を用意している。コネクタ専門メーカーとしてのノウハウを活用し、ホルダー部分の設計に独自の新設計を施し、高信頼性や防水性能向上を図っている。
コネクタ技術をベースに、オーダー設計に対応し、セットの自由度向上に貢献する。アンテナだけでなく、周辺のRF回路も含めたアンテナソリューションの提案を行い、キメ細かなサポートを推進する。既に月産約50万個の量産体制を構築済みで、半年後には月産100万個前後まで生産体制を増強する計画だ。
MWシリーズは、28日から横浜市のパシフィコ横浜で開催される「マイクロウェーブ展2007」に出品する。
さらに、同社では60ギガヘルツ対応のミリ波アンテナなどの開発も進めており、マイクロウェーブ展では60ギガヘルツ対応アンテナの参考出品も予定している。
同社は、高周波同軸コネクタを主力とするコネクタメーカー。最近はコネクタ単体ビジネスに加え、コネクタ技術をベースに付加価値を持たせた同軸コンポーネント(分配器など)への展開も強化している。
アンテナ関係は、これまで小ロット対応のPHS用アンテナや2.4ギガヘルツアンテナなどを手掛けていたが、今後はアンテナビジネスを本格的に立ち上げ、新しい事業の柱に育成していく方針だ。同時にアンテナ、コネクタ、分配器などを組み合わせた受注活動を推進し、事業の付加価値向上を目指す。 |