新開発のMSのWMDRM10の著作権保護回路技術やiPodのUSBコントロールに対応したUSBのホストコントローラ内蔵のオーディオ用32ビットマイコン

　松下電器は、マイクロソフトのウインドウズメディアデジタル　ライト　マネージメント１０（ＷＭＤＲＭ１０）や、ｉＰｏｄのＵＳＢコントロールに対応したＵＳＢホストコントローラ内蔵オーディオ用３２ビットマイコンを開発した。

　ＵＳＢメモリーからの音楽再生に加え、ＷＭＤＲＭ１０対応デジタルオーディオプレヤーからの著作権保護付き音楽のストリーミング再生や、ＵＳＢ経由のｉＰｏｄからの音楽再生が可能なオーディオ機器を実現できる。今月中旬にサンプル出荷を始め、０８年２月から量産出荷を開始する。

　サンプル価格はフラッシュメモリー内蔵品が1000円、ＲＯＭレス品が５００円。

　新開発のＷＭＤＲＭ１０の著作権保護回路技術、ｉＰｏｄのＵＳＢ経由でのコントロール対応のダイレクトメモリーアクセスによる高効率ＵＳＢデータ転送回路技術を採用。ＵＳＢ制御のための各種ドライバー、ファイルシステムなどの基本ソフトウエアや著作権保護付き音楽データ再生ソフトウエアも搭載した。

　フラッシュメモリー内蔵品は０.１８マイクロメートルプロセスを用いた業界最小レベルのメモリーセルを使用した新開発の高性能フラッシュメモリーを内蔵。０.５ミリピッチ４８ピンＬＱＦＰの小型パッケージに収めた。３２ビットＡＭ３２をＣＰＵコアに用い動作周波数４８メガヘルツ、６２６キロバイトＲＯＭ、４８キロバイトＲＡＭを内蔵。８ビットタイマー６本、１６ビットタイマー２本、ＷＤタイマー１本、ＤＭＡ４本、データ専用ＤＭＡ１本、Ｉ／Ｏポート双方向１７本、シリアルインターフェイス同期／ＵＡＲＴ兼用４本・Ｉ２Ｃ２本・Ｉ２Ｓ１本、割り込み機能外部３要因・内部４５要因を搭載した。