量産技術を確立した従来の70ナノプロセスの製造設備と同様の設備を利用した65ナノプロセスによる1ギガビットDDR2SDRAM

　エルピーダメモリは７日、６５ナノメートルプロセスによる１ギガビットＤＤＲ２ＳＤＲＡＭ＝写真＝を開発、１２月からサンプル出荷、０８年第１四半期（１−３月）から量産を開始すると発表した。また、同第２四半期には、提携先である台湾の力晶半導体との合弁会社・レックスチップへもこの６５ナノメートル技術を導入する予定。

　 現行の７０ナノメートルプロセス量産品の実測データをもとに技術を積み上げ実現したもので、これにより５１２メガビット品から１ギガビット品への世代交代を早める。

　 同社は０６年１２月に他社に先駆け、７０ナノメートルプロセスの量産を開始、コスト低減を進めてきた。現在、国内の広島エルピーダＥ３００棟と台湾のレックスチップで７０ナノメートルプロセスで量産している。同様の製造設備で量産が可能なことからプロセス転換をスムーズにできる。