071106_03
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
11月6日 |
071106_03 |
富士通 |
半導体集積回路 |
専用IC |
自動車機器用 |
車載用の国際規格「IDB1394]に準拠したリアシートエンターテインメントを実現する世界初のコントローラ用LSI 2機種
富士通は5日、自動車の情報ネットワークとして関連業界で注目されている車載用の国際規格「IDB1394」に準拠したリアシートエンターテインメントを実現する世界初のコントローラ用LSI「MB88388A」と「MB88389」の開発を発表した。
現行のカーナビゲーション操作は、運転中は法律で規制されている。同社が開発した新製品は、ナビの映像伝送を後部座席で高精細かつ低コストで実現するもの。
MB88388Aには、DVD、デジタルTV、カーナビゲーションの映像を伝送するため、IDB1394の映像コーデック(圧縮・復元)として採用されている「SmartCODEC」(スマートコーデック)を搭載している。
同社は今後、このコーデックを高速多重伝送、低遅延伝送を実現できる標準方式として世界に普及させていく考え。
【世界7社が採用検討】
既に世界の自動車メーカー7社に提案、採用の検討が始まっている。新製品のサンプル出荷は、ことし12月。08年後半から量産を開始、09年の新車向けに出荷する。当初の月産規模は合計30万個を予定している。
同社は、1981年から車載半導体事業を展開、ことし4月には、電子デバイス事業本部に「自動車事業部」を新設、車載分野への事業強化を図った。
「アナログやASICの事業部やITS事業本部などほかの富士通グループとの連携し、車載半導体事業を伸ばしていきたい」(独古康昭・電子デバイス事業本部自動車事業部長)。 |