業界最高レベルの７チャンネル入力信号に対応した車載オーディオ機器用電子ボリュームLSIとノイズ対策自動検出機能搭載のLSI

　三洋半導体は、車載オーディオ機器用電子ボリュームＬＳＩで、業界最高レベルの７チャンネル入力信号対応のＬＶ３３１７ＰＭ、ノイズ対策の自動検出機能を搭載した同３３１３ＰＭを開発、０８年１月からサンプル出荷を開始する。

　同社は昨年、電子ボリュームでの音量増減時に発生するノイズを抑制するゼロクロス回路やソフトミュート回路、ソフトステップ回路などのノイズ対策機能を搭載したＬＶ３３シリーズを発売し、好評を得ているが、新製品はラインアップの強化により、セットメーカーの多様なニーズに対応したもの。

　３３１３ＰＭでは、ゼロクロスの自動検出を可能とする新ゼロクロス回路を搭載。ローコストでシンプルな操作性を実現。ユーザーの使い勝手を飛躍的に向上できるとしている。３３１７ＰＭは入力信号を従来の４から７チャンネルに強化。多様な入力信号に対応するとともに、外付けコンデンサを不要とするＳＣＦ技術により、回路部品点数の削減と基板の省スペース化に貢献できるとしている。

　サンプル価格は３３１３ＰＭが２００円、３３１７ＰＭは３００円。０８年１月で月産２０万個を計画している。