業界最小クラスの2.7×2.5ミリサイズで安全充電に必要な保護機能を搭載したリチウムイオン電池充電制御IC

　ルネサス　テクノロジはこのほど、デジタルスチルカメラなどの本体内での充電回路向けに、リチウムイオン電池充電制御ＩＣ「Ｒ２Ａ２００５１ＮＳ」＝写真＝を製品化、きょう３日からサンプル出荷を開始する。サンプル価格は１００円。０８年３月から月２０万個で量産を開始し、同年９月には月５０万個を予定している。

　新製品は、充電用ＦＥＴスイッチを内蔵していながら２.７×２.５ミリメートルの業界最小クラスの外形サイズを実現しており、抵抗１個の部品を追加するだけで充電回路を構成できる。

　また、アダプタ検出や過放電、過電圧、温度保護などの機能、充電時間を監視する２種類のタイマーなど、リチウムイオン電池の安全充電に必要な保護機能を搭載している。

　さらにチップの温度を検出する回路も内蔵している。パッケージは、１０ピンＳＯＮとなっている。