従来製品比効率改善50%と高出力化（20%増）さらに低ディテントトルク追求を図った外形Φ42サイズのステッピングモーター

　ミツミ電機はこのほど、従来製品比で大幅な効率改善（効率５０％）と高出力化（２０％増）を図ったステッピングモーター「Ｍ４２ＳＰ―５Ｋ」を開発、１１月から量産開始する。サンプル価格は2000円。生産は台湾三美および台北美上。

　新製品は、小型モーターへの高出力・高効率化ニーズに対応し、外形φ４２サイズにおける高出力、高効率、低ディテントトルクを追求した、７.５度ステップ角のステッピングモーター。同社従来品（Ｍ４２ＳＰ―５）と比較し、大幅に効率が改善され、従来製品では成し得なかった高速域での高出力化を実現。

　さらに、低ディテントトルク化から低振動・静音化が期待でき、従来製品より消費電流が抑えられているため、発熱面でも有利となっている。

　特徴は（１）効率５０％（ＤＣ２４Ｖ、０.４Ａ／Ｐｈａｓｅ）の高効率（２）プルアウトトルク３７.０ｍＮｍの高出力（ＤＣ２４Ｖ、０.４Ａ／Ｐｈａｓｅ、１０００ｐｐｓ、従来比２０％アップ）（３）最大応答周波数３０００ｐｐｓ以上の高応答性（従来比５０％アップ）（４）約８.０ｍＮｍの低ディテントトルク（従来比１５％ダウン）（５）低消費電流３８０ｍＡ（ＤＣ２４Ｖ、０.４Ａ／Ｐｈａｓｅ、１０００ｐｐｓ、従来比１５％ダウン）。

　主な仕様は、定格電圧ＤＣ２４Ｖ。使用電圧範囲ＤＣ２１.６―２６.４Ｖ。外形寸法φ４２×２３.８ミリメートル。ステップ角７.５度／Ｓｔｅｐ。