電波プロダクトニュース



070914_06
 
日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
9月14日070914_06 サムスン電子 半導体集積回路 メモリー パソコン・OA機器・LAN用

高速動作が重視されるアプリケーション向け業界に先駆け回路線幅60ナノの微細加工技術を使用した2ギガビットのDDR2 DRAM


 【ソウル支局】韓国のサムスン電子は12日、業界に先駆け回路線幅60ナノメートルの微細加工技術を使用した2ギガビットのDDR2 DRAMを開発したと発表した。年末までには量産を開始する。

 60ナノメートル技術による2ギガビットDDR2は、データ伝送速度毎秒800メガビットで動作し、前世代の80ナノメートル技術を使用した製品に比べ20%、性能が向上する。また、より微細なプロセスを使用することで、生産性も約40%改善した。

 高性能、大容量の新DRAMは、サーバーやワークステーション、ノートPCなど、高速動作が重視されるアプリケーションに最適という。

 8ギガバイトモジュールを構築する場合、従来の1ギガビットチップなら72個のコンポーネンツを必要とするが、2ギガビットDDR2はその半分で済む。消費電力も1ギガビットチップを使用した同じ容量のモジュールより約30%少なく、熱放射も低いため、冷却システムの利用を最小限に抑えられる。

 サムスンでは今回開発した2ギガビットDDR2を使用し、容量8ギガバイトのFBDIMM、同じく8ギガバイトのRDIMM、4ギガバイトのUDIMM、4ギガバイトのSODIMM、計4種類のメモリーモジュールを提供する。

 サムスンは既に60ナノメートル技術を使用して、512メガビットから1ギガビットまでのDDR2を量産中。今回、2ギガビット製品生産でも60ナノメートル技術を使用したことで、DDR2 DRAM全製品の60ナノメートルプロセスへの移行が完了する。

 米調査会社、ガートナー・データクエストによると、2ギガビットのDRAM市場規模は2011年には140億ドルに達し、DRAM市場全体の47%を構成する見込みだ。


| 全新製品情報 | 一般電子部品:製品別リスト |
|
電子デバイス:製品別リスト | 電子デバイス:用途別リスト|
|
ホームページへ戻る | 次データへ |