Y/Cミックス回路やサグ補正機能搭載でハイビジョン信号対応の6チャンネルビデオアンプ

　新日本無線は、ハイビジョン信号対応の６チャンネルビデオアンプ「ＮＪＭ２５８３」のサンプル出荷を開始した。Ｙ／Ｃミックス回路やサグ補正機能を搭載する。量産は１１月から。サンプル価格は３００円。

　新製品は、カットオフ周波数３０メガヘルツローパスフィルター（ＬＰＦ）を３回路内蔵。アナログＨＤ（高精細）信号（Ｄ４、１０８０ｉクラス）に対応し、ブルーレイ／ＨＤ　ＤＶＤプレヤー、デジタルチューナなどのアナログビデオ出力用途を想定する。

　Ｙ／Ｃミックス回路内蔵により、入力信号数が従来の６つから５つになり、前段のＤＡコンバータ数を減らすことができる。

　また、サグ補正機能により、出力部に必要な外付けコンデンサを２２―１００マイクロＦの小容量品が使用できる。従来製品では、１ミリＦ程度の大容量コンデンサを必要としていた。これらの特徴により、システムの省スペース化を実現し、ポータブルＡＶ機器での採用も可能。パッケージは、１１×７.６ミリサイズのＳＳＯＰ３２となっている。