070907_03
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
9月7日 |
070907_03 |
NECエレクトロニクス |
半導体素子 |
ディスクリート |
デジタル情報家電用 |
信号増幅時の雑音を従来品に比べ0.1デシベル低減した衛星ラジオ放送受信システムを構築する化合物トランジスタ
NECエレクトロニクスはこのほど、カーオーディオやカーナビをはじめとする衛星ラジオ放送受信システムを構築する化合物トランジスタ「NE3510M04」を開発、6日からサンプル出荷を開始した。サンプル価格は30円。9月から月産10万個、08年には同100万個を計画している。
新製品は、新材料を追加したガリウム・ヒ素基板上にウエハー素材と異なる素材を拡散するエピタキシャル層構造の最適化を行うことにより、信号増幅時の雑音を従来品と比べて、0.1デシベル低減し、増幅段レベルを1.5デシベル向上させている。
これにより、業界最高レベルの4ギガヘルツで0.45デシベル(4ギガヘルツ)の雑音指数および16デシベル(4ギガヘルツ)の利得を実現している。また、幅広い周波数に対応し、2ギガヘルツから8ギガヘルツ帯までの信号を増幅できる。
さらに、インジウム・ガリウム・ヒ素チャンネル層をn型のアルミニウム・ガリウム・ヒ素電子供給層で挟み込んだ、独自の構造を適用するとともに、独自の電極形成技術により、超低雑音のへテロジャンクションFETを実現。
エピタキシャル層の構造とチップ製造条件を工夫することで製造工程における特性のバラツキを低減している。
4ピンフラットリード薄型小型ミニモールドパッケージで供給される。 |