070907_02
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
9月7日 |
070907_02 |
英・CSR |
半導体集積回路 |
メモリー |
移動体通信機器用 |
携帯電話のハンズフリー通話用途に特化し低消費電力性能と高品質な通話音質を両立させるブルートゥース用チップ
英・CSR社は、ブルートゥース用チップ製品「BlueCore6(BC6)」を発表した。携帯電話でのハンズフリー通話用途に特化し、低消費電力性能と高品質な通話音質を両立する。量産出荷は08年1月から。
「BC6」は、ブルートゥース用のRF回路と周辺回路を1チップ化した製品で、同社のブルートゥース製品の第6世代目となる。
新たにブルートゥースの最新仕様「バージョン2.1プラスEDR」に対応した。ホスト(携帯電話端末側)向けの「BC6―ROM」とクライアント(ヘッドセット側)向けの「同―AudioROM」の2種類がある。
ハンズフリー通話で重要となる音声品質の改善のため、新しい通話音声符号化方式「ADPCM」を使用した独自技術を開発。ビットエラー訂正ができ、音落ちのない安定した通話が可能になった。
CMOSで構成するRF回路部分も性能強化し、従来製品(BC4)に比べ、リンクマージンで送受信合計11デシベル改善した。
また、スタンバイ機能の強化で従来製品比最大86%の消費電力削減を達成している。
ホスト用のBC6―ROMは、高性能なウエハーレベルチップサイズパッケージの採用により、低消費電力化と小型化を実現。チップサイズは、3.6×3.2×0.7ミリ。BC6―AudioROMは、バッテリチャージャやAD/DAコンバータなど周辺機能をすべて集積させ、システムコスト低減を主眼に開発した。
深田学ジャパンセールスディレクタは「周辺部品を含めたブルートゥースシステムの部品コストは現在5ドル以下。今回の新製品はさらに割安に実現できる」としている。
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