モバイル機器に求められる対こじり性能と引っ張り強度を大幅にアップした小型USB規格「Micro-USB」に準拠したMicro-USBコネクタ

　タイコ　エレクトロニクス　アンプはこのほど、小型ＵＳＢ規格「Ｍｉｃｒｏ―ＵＳＢ」に準拠した「Ｍｉｃｒｏ―ＵＳＢコネクタ」の最新規格値準拠品を開発、１０月から生産開始する。

　新製品は、これまでの製品仕様に改善を施し、対こじり性能をさらにアップさせた。これにより、コネクタ嵌合後、ケーブルコネクタ側に上下左右方向の引っ張りストレスをかけても、昨今の市場要求レベルでの負荷では、導通を損なうことがなくなったとしている。

　モバイル機器での利便性追求に伴い、これらのケーブルコネクタにおける対こじり性、および引っ張り強度への要求は日々強まっており、同社では主要なセットメーカーからの要求を満たすべく、開発を進めてきた。

　リセプタクルは、標準的なＢタイプ品、ＯＴＧ対応のＡＢタイプ品、プラグはＡタイプ品、Ｂタイプ品から生産を開始し、このほか様々なアプリケーションに対応した他のバリエーションも拡充していく。

　主な製品仕様は、定格電流は電源回路１.８Ａ、信号回路０.５Ａ。接触抵抗は初期３０ｍΩ、１万回挿抜後上昇／下降値プラスマイナス１０ｍΩ。

　挿抜耐久性は１万回挿入力が３５Ｎ以下、抜去力が１万回挿抜後８Ｎ以上。