防犯アラームなどローパワー・ワイヤレス・アプリケーション向け周波数１ギガヘルツ未満の周波数帯向けRF（高周波）トランシーバ

　日本テキサス・インスツルメンツはこのほど、１ギガヘルツ未満の周波数帯向けのＲＦ（高周波）トランシーバ「ＣＣ１１０１」を発表した。現在出荷中で、価格は１.８５ドル（1000個受注時の参考単価）。

　新製品は、提供中のＣＣ１１００との間でコードの互換性を保ちながら性能をさらに向上させている。

　防犯アラームおよびセキュリティ、メーター自動読み取り、工業用モニターおよび制御、ホーム・オートメーション、ビルディング・オートメーション分野におけるローパワー・ワイヤレス・アプリケーション向けに開発されたもの。

　３１５メガ、４３３メガ、８６８メガヘルツのＩＳＭおよびＳＲＤの各周波数帯向けに設計されているが、３００メガ―３４８メガヘルツ、３８７メガ―４６４メガヘルツ、７７９メガ―９２８メガヘルツの周波数帯で任意の周波数にも簡単にプログラムでき、動作が可能である。

　同社のＭＳＰ４３０超低消費電力マイクロコントローラ（ＭＣＵ）をはじめとする、マイコンおよび数個の受動部品とともに使用する。

　広範囲のデジタル機能で開発期間を短縮すると同時に、高いデータ・レートでもＭＣＵの付加を低減できる。パッケージは、２０ピンのＱＬＰで供給される。