0.25マイクロメートルプロセスを使い使用可能なゲート規模が6793ゲート/21118ゲートのゲートアレイ各2品種

　ＮＥＣエレクトロニクスはこのほど、０・２５マイクロメートルプロセスを用いたゲートアレイ「ＣＭＯＳ―１０ＨＤ」シリーズの品種拡充の一環として、ユーザーが使用可能なゲート規模が６７９３ゲート２品種および２１１１８ゲート２品種の合計４品種を製品化、受注活動を開始した。

　今月から月産１０万個程度でスタート、０８年度末には１００万個程度を計画している。

　新製品は、インターフェイス回路や入出力制御回路などのＩＣ化に適した製品。

　最短６週間という単納期での製品化を可能とし、汎用ロジックＩＣ回路を実現するよりも、２分の１から３分の１程度コストを削減できる。また、実装面積を従来のパッケージ品に比べ約３５％低減できる。

　ＣＭＯＳ―１０ＨＤの既存製品の開発環境を流用でき、従来製品のユーザーはこれらのツールの流用が可能。

　販売対象分野は、通信機、民生機器、コンピュータ、産業機器と幅広い。

　価格は、６７８３ゲート、３６ピンＱＦＮパッケージ品（5000個生産）の場合で１個１８０円。