入力ゼロ・キャリブレーション機能を内蔵し業界で最高の精度を実現したプログラマブル・ゲイン・アンプ2機種

　ナショナル　セミコンダクター　ジャパンはこのほど、業界で最高の精度を実現したプログラマブル・ゲイン・アンプ（ＰＧＡ）「ＬＭＰ８１００Ａ」（価格＝９００円）と、マイナス４０−プラス８５度Ｃまでの温度範囲にわたって０.０７５％の保証ゲイン精度を提供する準高精度グレードの「ＬＭＰ８１００」（同３１０円）を発売した（価格は１千個購入時の単価）。
　 ＬＭＰ８１００Ａは、１Ｖ/Ｖから１６Ｖ/Ｖまで１Ｖ/Ｖ刻みで調整可能なソフトウエア制御式のゲイン機能を持ち、マイナス４０−プラス１２５度Ｃまでの工業用温度範囲にわたって、０.０３％の保証ゲイン精度を提供する。

　 両製品ともクローズドループ・ゲインの設定は１６連の高精度薄膜抵抗アレイによって行われる。ＰＧＡの中枢は、オープンループ・ゲイン１１０デシベルの高精度３３メガヘルツＣＭＯＳ入力、フルスイング入出力（ＲＲＩＯ）オペアンプとなっている。

　 また、４つのレベルの内部周波数保証機能を搭載しており、高めのゲインを設定したときには信号の有効帯域幅が増加する。さらに、出力オフセット電圧の測定により、温度や電圧の変化に起因するいかなる誤差も較正できる入力ゼロ・キャリブレーション機能を内蔵している。

　 パッケージは、両製品とも１４ピンのＳＯＩＣで供給される。