070607_03
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
6月7日 |
070607_03 |
テキサス・インスツルメンツ |
半導体集積回路 |
マイコン・DSP |
一般産業用 |
150メガヘルツで300メガフロップスの処理能力を持つ業界初の浮動小数点ベースのデジタル・シグナル・コントローラ
日本テキサス・インスツルメンツは6日、DSP(デジタル・シグナル・プロセッサ)「TMS320F2833x」(F2833x)を発表した。9月からサンプル出荷を予定している。
新製品は、業界初の浮動小数点ベースのデジタル・シグナル・コントローラ(DSC)で、150メガヘルツで300メガフロップス(MFLOPS)と高い処理性能を発揮し、固定小数点プロセッサ並みの低コストと浮動小数点プロセッサならではの開発のしやすさを両立させている。
また、これまでのDSCと比較して同じ150メガヘルツの動作速度でありながら、性能は平均50%向上する。複雑な演算に使う高速フーリエ変換(FFT)などのいくつかのアルゴリズムでは、同じ32ビットの固定小数点を搭載した場合と比べ性能が200%向上する。
さらに6チャンネルのDMA(ダイナミック・メモリー・アクセス)コントローラにより、システム全体の帯域幅を広げ、超高速オンチップADコンバータ、16/32ビット外部メモリー・インターフェイス、高速シリアルポートに関するデータ転送から、CPUリソースを解放する。
主なアプリケーションとしては、太陽電池パネル向けソーラーパワーインバータ、可変式のACドライブや急速な制御ループを要求するレーダー機器や、アドバンスド・センシングなど。
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