070523_04
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
5月23日 |
070523_04 |
IBM |
半導体集積回路 |
マイコン・DSP |
パソコン・OA機器・LAN用 |
前世代の「パワー5」と消費電力は同等で処理スピード2倍を実現した動作周波数4.7ギガヘルツと世界最速の64ビットデュアルコアプロセッサ「パワー6」
【ニューヨーク支局】米IBMは21日、動作周波数4.7ギガヘルツと世界最速の64ビット デュアルコアプロセッサ「POWER(パワー)6」を発表した。前世代「パワー5」と消費電力は同じだが、処理スピードは2倍。IBMでは、同チップを搭載した初の製品として「システムp570」サーバーを6月から発売する。
「パワー6」は、最大4.7ギガヘルツで動作するトランジスタを7億9千万個搭載しており、チップ当たりのキャッシュサイズは「パワー5」の4倍の8メガバイト。処理スピードは、競合する米ヒューレット・パッカード(HP)のサーバーに採用されている最新「Itanium(アイテニアム)」プロセッサの約3倍という。
さらにプロセッサの帯域幅は毎秒300ギガバイトで、現在500万曲強といわれる米アップルの「iTunes」の全カタログをわずか1分でダウンロードできる。
開発に5年を要した最新プロセッサは、線幅65ナノメートルの先進加工技術で製造され、IBMのUNIXサーバー「システムp」やミッドレンジ「システムi」に搭載される予定だ。
今回、IBMが同プロセッサを搭載した初のUNIXサーバーとして発表した「p570」は、「SPECint2006」などUNIX製品向けに最も広く使用されている4種類の性能ベンチマークで最高点を獲得した。
これはプロセッサの性能と、キャッシュサイズや帯域幅などシステム設計のバランスの良さが大きく貢献した、とIBMでは分析している。
「p570」は、IBMが今月半ばに発表した省エネプログラムに基づく製品の第1弾として、来月8日に発売の予定。
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