屋外での利用を前提にした業務用携帯情報端末向けでバックライトに白色LEDアレイ採用の6.5型XGAのアモルファスシリコンTFT液晶モジュール

　ＮＥＣ液晶テクノロジーは、屋外での利用を前提にした業務用携帯情報端末向けに６.５型でＸＧＡ（１０２４×７６８ドット）のアモルファスシリコンＴＦＴ（薄膜トランジスタ）液晶モジュール「ＮＬ１０２７６ＢＣ１３−０１Ｃ」を製品化し、２２日に販売開始した。

　 新製品は、バックライトシステムに白色ＬＥＤアレイを採用し、従来の冷陰極管（ＣＣＦＬ）バックライトで必須のインバータが不要。消費電力を約４０％低減している。薄型化・軽量化も実現し、振動や衝撃耐性も強化した。

　 同社独自のＳＴ−ＮＬＴ技術採用で、日光が直接画面に当たるような環境でも、直射日光に負けない鮮やかなカラー表示を可能にした。

　 新製品のサンプル価格は５万円で、７月下旬から出荷を開始。今後１年間で、３万台の販売を見込んでいる。

　 ＳＡ−ＳＦＴ技術採用で水平・垂直とも１７０度の広視野角を実現した１５.３型ＷＸＧＡ（１２８０×７６８ドット）対応ＴＦＴカラー液晶ディスプレイモジュール「ＮＬ１２８７６ＢＣ２６−２５」も、同時に販売する。新製品のサンプル価格は７万円で、６月下旬に出荷する。１年間で３万台の販売を見込んでいる。

　 新製品２機種は、米国カリフォルニア州ロングビーチで開催中の「ＳＩＤ２００７」に出展している。