070413_02
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
4月13日 |
070413_02 |
サムスン電子 |
変換部品 |
記録/再生部品 |
デジタル情報家電用 |
携帯用民生電子製品向けと企業向けコンピュータ向け垂直磁気記録技術を使った2.5インチのハードディスクドライブ2機種
【ソウル支局】韓国のサムスン電子がHDD(ハード・ディスク・ドライブ)市場で攻勢をかけている。今月初め超低騒音の3・5インチ製品を発表したのに続き(6日付既報)、11日には垂直磁気記録技術を使用した2・5インチの「スピンポイントM5」と「同MP1」を披露した。一方は民生用機器向け、もう一方はワークステーションなど企業向けコンピュータ用に設計されている。
「スピンポイントM5」は、携帯用の民生電子製品向けに設計されたHDD。今回発表したのはシングルディスクモデルで、容量60―180ギガバイト製品まで取り揃えた。現在、同社ではディスクを2枚使用した製品も開発中で、こちらは最大250ギガバイトの大容量製品も提供する計画だ。
主にノートPCに使用される2.5インチHDDはここ数年、市場が2ケタ成長を続けており、07年は最低でも前年比20%の伸びを示すとサムスンでは予想する。
現在、その用途は多様な民生電子製品に拡大しており、新製品の投入で新たな用途の開拓にもひと役買うと同社では期待する。
「M5」は、回転数5400rpm。1.5ギガbpsのSATAインターフェイスと8メガバイトのキャッシュメモリーを装備。ノイズ、振動、消費電力制御機能を備えており、同じ容量のほかのモデルと比べ15%静音、5%の低消費電力を実現した。
160ギガバイト製品は、重量が既存モデルより4%軽い94・83グラム。これにより最終製品の軽量化も図ることができるという。シングル・ディスク製品は今月半ばに量産を開始する。
「スピンポイントMP1」は、7200rpmの高速HDDで、ワークステーションやRAIDサーバー、ブレードサーバー向け。業界最大のストレージ容量となる200ギガバイト製品を含め4種類を提供。
SATA3.0ギガbpsインターフェイス、NCQ(ネイティブ・コマンド・キューイング)などの先進機能を装備し、8/16メガバトのキャッシュメモリーをサポートする。
また、振動や衝撃から保護するため、同社のHDD製品としては初めて回転振動補正(RVC)技術を採用。さらにオプションで、デジタル自由落下センサー(FFS)も導入できる。
来月中にサンプル出荷および量産を開始の予定だ。
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