070329_04
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
3月29日 |
070329_04 |
クアルコム |
半導体集積回路 |
専用IC |
移動体通信機器用 |
前世代に比べ10倍の高速通信を実現するCDMA2000 1xEV-DO Rev.A対応端末向けシングルチップソリューション
【ニューヨーク支局】米クアルコムはこのほど、CDMA2000 1xEV−DO Rev.A対応端末向けシングルチップソリューション「QSC6085」を発表した。
同ソリューションは、データレート下り最大毎秒1.8メガビット、上り毎秒3.1メガビットをサポート。前世代のEV−DO Rel.0向けに比べ10倍の高速通信を実現するほか、先進機能、充実のサービス、GPSなどの位置認識技術、さらにはユーザー自身が収集した様々なコンテンツの転送に対応する。
これを利用することで端末メーカーは、モバイル・ブロードバンドサービス対応の薄型端末を迅速かつ低コストで設計できると、同社では説明している。
QSC6085は、前世代のQSC6055や同6065、同6075とピン、ソフトで互換性がある。このため端末メーカーは既存のハードウエア基盤技術、ソフト・アプケーションを使用して、CDMA2000からRel.0、Rev.Aまで、包括的な端末を製造できる。
新ソリューションはこのほか、手ブレ補正機能付きの最大300万画素カメラにも対応。先進の65ナノメートルプロセス技術により生産、12×12ミリパッケージで提供する。
マカオでEV−DO Rev.A通信方式によるサービスを提供する予定のチャイナ・ユニコム(中国聯通)は、「クアルコムの技術は、当社の最先端サービスを多くの人々に提供するのに大いに役立つだろう」と期待している。
QSCファミリーは、ベースバンドモデム、マルチメディア・エンジン、無線トランシーバ、電力管理ICを一つのチップに統合。これにより端末メーカーの研究・開発、製造に要する期間を短縮、同時に部材費を削減しながら、先進機能を装備した薄型端末の製造を可能にするとクアルコムは説明している。
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