070329_02
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
3月29日 |
070329_02 |
テキサス・インスツルメンツ |
半導体集積回路 |
専用IC |
移動体通信機器用 |
チップの小型化・高集積化を実現する独自のDRP技術で構成された業界最小の携帯電話向け高性能GPS チップ
【ニューヨーク支局】米テキサス・インスツルメンツ(TI)はこのほど、業界最小の携帯電話向け高性能GPSチップ新製品「NaviLink(ナビリンク)5・0」を発表した。
同製品はチップの小型化、高集積化を実現するTI独自のDRP(デジタル無線プロセッサ)シングルチップ技術で構築され、25平方ミリメートルの超小型チップに周辺部品を統合した。これにより実装面積と部材費を削減し、幅広い携帯電話端末にGPS機能を組み込むことが可能になるとTIは説明する。
新製品のGPSレシーバ・アーキテクチャは、都市部や通信状態のよくない環境下でも短時間で測位できるよう設計。他のGPSアーキテクチャとは異なり、ホスト負荷とメモリー容量を最小限に抑えることができるため、システム設計に柔軟性を持たせ、消費電力を抑制することができる。
さらに第3世代(3G)携帯電話の普及促進・仕様標準化団体の3GPPや、モバイルサービス標準化団体OMAによる位置情報サービス向けシステム規格「OMA SUPL」の仕様を上回る高水準の測位性能を装備。携帯端末への集積も簡単に行える。
クリアで鮮明な3D画像を提供するTIのアプリケーションプロセッサ「OMAP」や「OMAP−Vox」と併用できるよう最適化されており、これらと組み合わせることで3Dマッピングにも対応可能で、TIの2.5G、3Gチップセットとも連携できる。
TIは今年第4四半期から同チップの量産を開始する予定だ。
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