070329_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
3月29日 |
070329_01 |
ローム |
半導体集積回路 |
汎用リニアIC |
自動車機器用 |
独自のMOS技術で車載機器向けに50Vの高耐圧と30マイクロAの低消費電流を両立させたLDOレギュレータ
ロームは、自動車用に50V高耐圧、30マイクロA低消費電流を実現したLDOレギュレータを開発した。
電子化が進み、搭載個数が増えているECUのマイコンや、メモリーの整流用として採用されているLDOレギュレータで、トレードオフ関係にある高耐圧化と、低消費電流化を独自のMOS技術で両立させた。
オン/オフスイッチ端子を設け、5V出力をオフすることで、消費電流を10マイクロA以下に抑えることも可能な5V/500mA出力、HRP5パッケージの「BD3574HFP」を4月にサンプル出荷を開始、8月から月産10万個で量産に入る。前工程は、ローム・ワコーデバイス(岡山県笠岡市)、後工程は、ローム インテグレイティッド システムズ(タイランド)で行う。
今後、出力電圧3.3V/可変タイプ、TO252/HRP5パッケージ、オン/オフスイッチの有無で今後11機種をラインアップする。
出力トランジスタは、PチャンネルDMOSによる低飽和電圧型。5Vプラスマイナス2%/lomax=500mAの高出力電圧精度を実現した。マイナス40−プラス125度Cの広温度範囲で電気的特性を保証。フの字型過電流保護回路、温度保護回路を内蔵。出力位相補償回路を内蔵することで、外付けコンデンサに0.1マイクロFの小型セラミックコンデンサが使え、数マイクロFのアルミ電解コンデンサを不要にした。
既に販売している36V耐圧のバッテリ逆接フリーレギュレータ「BD393X」、LDOレギュレータ「BD394X」の36V系と、今回の50V系の2シリーズで自動車のボディー系機器、カーステレオ、カーナビなどの需要に応える。
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