業界最高感度・低消費電力・小型サイズを実現した国内地上デジタル放送のワンセグ放送受信用地上デジタルチューナモジュール

　パナソニック　エレクトロニックデバイス（北代耿士社長）は、業界最高感度・低消費電力・小型サイズを実現した国内地上デジタル放送の「ワンセグ放送受信用地上デジタルチューナモジュール」を製品化した。４月からサンプル出荷開始、８月から量産対応する。サンプル単価は１万5000円。

　新製品は、新回路アーキテクチャ採用でダイバーシティ方式の開発に成功。受信用に新開発の「チューナＲＦ　ＩＣ」２個と、そのキャリアを合成する「ＯＦＤＭ復調ＬＳＩ」１個を業界で初めてワンパッケージ化した。これにより、小型モジュールでのダイバーシティ方式と、業界最高の受信感度特性（ダイバーシティ動作時＝マイナス１１２ｄＢｍ、同社従来品比４デシベル改善）を実現した。

　新開発の「チューナＲＦ　ＩＣ」は、通常動作時の電力を１１５ｍＷに低減（同約２５％減）。受信状況が良好な環境下では適切な回路動作に制御して消費電力を１００ｍＷに低減できるモード（同約３０％減）も新たに備えた。

　同ＩＣの機能を受信環境の状態に応じて「ＯＦＤＭ　復調ＬＳＩ」と一体制御し、トータルで低消費電力化を図る。