070307_02
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
3月7日 |
070307_02 |
サムスン電子 |
半導体集積回路 |
汎用リニアIC |
デジタル情報家電用 |
40インチ以上の大型プラズマ・ディスプレイ・パネル(PDP)向けの256チャンネル・ディスプレイ駆動IC(DDI)
【ソウル支局】韓国のサムスン電子は5日、PDP(プラズマ・ディスプレイ・パネル)向けの256チャンネル・ディスプレイ駆動IC(DDI)の量産を開始したと発表した。このDDIは、40インチ以上の大型パネル向けに開発したもので、従来のPDP駆動ICに比べ消費電力が少ないのが特徴。チャンネル数が多いため、パネル1枚に使用するDDIの数も少なくてすむ。
システムLSI部門DDI事業開発チームのJ・Tキム副社長は「平面パネルテレビ業界は、HD(高精細)製品に対する消費者需要の高まりから、空前の伸びとなっている。当社のDDI新製品は、消費電力を削減するとともに、従来にもまして優れたHD品質を提供する」と自信をみせる。
新製品は、前世代の192チャンネルDDIに採用されたエネルギー・リカバリ回路(ERC)という電力節減技術を活用している。これは回路内でエネルギー損失を抑制する技術で、PDPテレビのDDI消費電力を従来比35%低減できる。
DDIレベルで低消費電力が実現するため、独立した節電部品が不要となり、テレビモジュールの一層の薄型化、軽量化ができる。
さらに対応チャンネル数が増えたことで、1枚のパネルに使うDDI数も減少する。例えばフルHDの40インチPDPなら、256チャンネルのDDIを12個使用するが、これと同じ消費電力を実現するためには、192の場合は16個必要という。
平面パネルに特化した市場調査会社、米ディスプレイサーチによると、40インチ以上のPDP需要は、07年の1225万枚から年平均20%で伸長、10年には1884万枚の市場規模に達する見込みだ。
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