070301_02
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
3月1日 |
070301_02 |
SMK |
ユニット |
入力・出力ユニット |
自動車機器用 |
カーナビゲーション向け軽いタッチで入力できる高耐圧フィルム+ガラスの低反射タッチパネル
SMKはこのほど、カーナビゲーション用途に軽いタッチで入力できるタッチパネル「高耐熱フィルムプラスガラス低反射タッチパネル」を開発、受注活動を開始した。生産はフィリピン工場で行い、月10万枚を計画している。
カーナビゲーションなど、車載用途のタッチパネルには高耐熱性が求められ、特に、ライン純正用途では使用温度範囲マイナス30度C−プラス85度Cと厳しい仕様が要求される。そのため、ガラスプラスガラス構成の低反射タッチパネルが主に使用されている。
新製品は、低価格のフィルムプラスガラス構成でありながら、構造を改良することにより、耐熱性を上げ、ライン純正用途にも対応可能とした。
また、カーナビゲーションなど、使用場所が直射日光の影響を受ける環境下では映り込みを防止し、液晶ディスプレイの視認性を上げる低反射のタッチパネルの需要が増えている。従来のフィルムは、偏光板を張り合わせると、光の干渉により虹模様が発生し、視認性を大きく損ない、実用にならなかった。
新製品は、上部電極に光学等方性フィルムを使用して虹模様の発生を防ぎ、その上に偏光板と位相差板を張り合わせる構造でタッチパネル内部の反射を吸収し、反射率を低減している。これにより、従来のフィルムプラスガラスのタッチパネルで15%以上あった反射率を7%まで下げている。
さらに、AR(アンチ リフレクション)処理をタッチパネルの表裏に追加することで、反射率を1.5%まで下げ、直射日光の映り込みをさらに低減、視認性を上げている。
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