HDDオーディオなどのハイエンド・デジタルオーディオ向けSH-4Aコアで324メガヘルツ動作のマイクロプロセッサ

　ルネサス　テクノロジは１９日、ＨＤＤオーディオや、ネットワークオーディオなどのハイエンド・デジタルオーディオ向けのＳｕｐｅｒＨファミリー「ＳＨ７７６４」を発表した。

　 新製品は、ＳＨファミリーの最上位コアの「ＳＨ−４Ａ」と、豊富な周辺機能を内蔵した最大３２４メガヘルツ動作のマイクロプロセッサで、４月からサンプル出荷を開始。

　 月産５万個で量産をスタートさせ、０８年３月には、月産１０万個に引き上げる計画。

　 ＳＨ−４Ａコアにより、高性能なマルチメディアシステムを実現でき、オーディオコーデックや画像データの高速処理が可能。命令、データ用各３２キロバイトの大容量キャッシュメモリーと１６キロバイトのＲＡＭを内蔵、ソフトウエア処理の高速化に寄与する。

　 デジタルオーディオなどに要求される周辺機能の内蔵で、システムコストの低減も実現。

　 ＳＤＲＡＭと接続可能なメモリーバスを搭載、高速、高品質な表示システムを構築できる。

　 また、オンチップデバッグ機能を搭載、最大動作周波数でのリアルタイムデバッグが可能。開発環境としては、オンチップ・デバッギングエミュレータの「Ｅ１０Ａ−ＵＳＢ」を用意。ＨＵＤＩ、ＡＵＤにより、効率良くＳＨ７７６４のシステム開発ができる。