070220_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
2月20日 |
070220_01 |
松下電器照明社 |
半導体複合部品 |
機能モジュール |
一般民生用 |
薄型軽量で1モジュールで業界最高の光束となる400ルーメンを実現したLED光源昼白タイプと高演色実現の温白タイプ
松下電器照明社は、薄型、軽量でコンパクトな形状ながら1モジュールで業界最高の光束(光源から出る光の量)となる400ルーメンを実現した白色LED光源「LUGA(ルーガ)」DML12LN/L(昼白タイプ)および平均演色評価数Raが84の高演色を実現したDML12LEWW/L(温白タイプ)を商品化、3月1日からサンプル出荷を始める。
新製品は従来より光の出力と質を高めたので、照明用途をはじめ使える領域がより拡大する。商品化したのは、色温度5千Kの昼白タイプと同3500Kの温白タイプの2機種で、昼白タイプが400ルーメン(Ra67)、温白タイプが280ルーメン。大きさは縦37×横12×厚み2.3ミリメートル。定格寿命は3万時間(消費電力8.5W)。
新製品は0.8ミリメートル角のLEDチップ12個をセラミック基板に直接高密度にフリップチップ実装することで高光束を実現。高放熱構造の採用で電流を増やしても高光束を実現する。
またLEDチップへワイヤー接続しない構造なので配線処理や放熱処理などによるLED光源の大型化が抑えられるとともに、点滅時の熱応力による負荷も軽減されワイヤー断線による不点灯がなく信頼性は増した。
白色LED光源は次世代の照明用光源として期待は高いが、現状では照明用途に用いるには十分な光出力が得られておらず、照明用途として高出力を作り出すため複数個並べたり電流を増やして光束を高め使用する。
ただ、これではLED光源の軽量・コンパクトな特徴を生かしきれず、電流を増やすと発生する熱により封止樹脂が劣化する原因ともなる。新製品はこれらの課題に対応した。
照明用途のほかショーケースなどの業務用分野、FA機器などの産業用分野への普及拡大も目指していく。
同社は今後も白色LED光源の開発に力を注ぎ、1−2年内には大きさはそのままで1千ルーメンの高出力化を目指すほか、色温度や演色性の高いタイプのラインアップを拡充し、10年には白色LEDデバイス事業として売上げ30億円を計画している。
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