070126_02
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
1月26日 |
070126_02 |
テキサス・インスツルメンツ |
半導体集積回路 |
マイコン・DSP |
一般民生用 |
欧米市場向けフルHD(高密度)画像処理機能搭載のHDTV用プロセッサと日本で開発のオーディオ・プロセッサ
日本テキサス・インスツルメンツ(日本TI、山崎俊行社長)は25日、欧米市場向けフルHD(高密度)画像処理機能搭載のHDTV用プロセッサ「TVP9010」のサンプル出荷を開始した。新製品は、欧米市場向けを計画している国内のTVメーカーが拡販対象。日本TIでは、同時にHDTVソリューションの一環として、日本で開発したオーディオ・プロセッサ「TAS3208」も発表、デジタルTV事業拡大に対する強い意欲を示した。
TVP9010は、地上デジタル放送の北米規格「ATSC」や、欧州規格の「DVB−T」に準拠する。フルHD(1080p)をサポート。
HDTVプロセッサの第1世代製品で、これまでに200万個以上の出荷実績を持つTVP9000に対し、NTSC/PALビデオ・デコーダの採用、2画面表示対応、最新のビデオ処理と3次元コムフィルターの使用など高画質化、多機能集積化を図っている。TVP9010の量産開始は、07年6月を予定。提供される開発プラットフォームでは、薄型TVのディスプレイに組み込まれたオーディオ処理部分には、「TAS3208」を採用。
この新オーディオ・プロセッサは、TIの高性能DSPとアナログICを1チップに集積、デジタルオーディオに必要な音響、音場、機能を一括処理する。同時に、オーディオ向け開発環境「PurePath Studio」も提供開始した。
さらに、高品質サラウンド処理デバイス「TAS3204」も揃う。
「最近のTVは、低価格化競争が激しい。そうした中で、競争に打ち勝っていくためには、何か付加価値を付け、競争力を強化しなければ、収益を確保できない事業となってしまう。TIは、最終製品の差別化に貢献する製品ラインアップを充実し、次世代TVに向けたソリューションの展開にさらに力を入れていきたい」(神戸肇・ASP事業部長)。
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