電波プロダクトニュース
070122_01
マルチ・スタンダードに対応可能な高周波RFID(無線タグ)リーダーライター向け新ファミリーIC 日本テキサス・インスツルメンツはこのほど、マルチ・スタンダード対応可能な高周波RFID(無線タグ)リーダーライター向けのIC「TRF7960/TRF7961」ファミリーを発表した。 新製品は、主要規格ISO/IEC14443A/B、ISO/IEC15693、ISO/IEC18000―3に準拠しており、これらの規格を採用した非接触式の商取引端末や、IC運転免許証(ISO/IEC14443B)の読み取り装置に用いることができる。 このファミリーは、最大のリード・レンジと信頼性を達成するため、アナログアンプやデジタルアンプ、パワーアンプの電圧を制御するリニアレギュレータをオンチップに集積し、電源ノイズ・アイソレーションを実現している。 また、AM(振幅変調)とPM(位相変調)を検出するデュアル・レシーバ入力構成採用で、動作環境によるアンテナの方向により、タグからの応答信号がAMからPMに切り替わる際に発生する読み取りのヌル点(不感領域)を解消し、タグの読み取り性能を向上させている。 従来のリーダーライターには水晶発振子が2個必要だったが、このIC搭載のリーダーライターでは、1個の13.56メガヘルツの水晶発振子でマイクロプロセッサの内部クロックに対応。パッケージは32ピンQFN(5ミリメートル角)で供給される。 |
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