061206_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
12月6日 |
061206_01 |
ザイリンクス
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半導体集積回路 |
セミカスタムIC |
一般民生用 |
多ピンでI/O機能を重視した量産アプリケーション向けの低価格FPGA
ザイリンクスの日本法人(吉澤仁社長)は、多ピンでI/O機能重視、低価格を特徴とするFPGA「Spartan―3A」を、07年第2四半期(4―6月)から量産出荷する。新製品は、ロジックの集積度よりも、I/Oの数や性能を重視する量産アプリケーション向けに開発された戦略製品。
高い柔軟性とコストメリットを兼ね備えたFPGA(フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ)のSpartanシリーズは、1998年1月に発売以来の累計売上高が18億ドル、累計出荷2億個。同社総売上高の26%を占め、市場の多様化を推進する重点製品である。
中でも、第3世代の「Spartan3Aシリーズ」は、家庭や自動車内、および製造工場など、先端ネットワーク領域で大きな需要が期待されるアプリケーションを狙った低コストFPGA。
今回製品化された3Aファミリは90ナノメートルプロセス技術を適用。最大140万システムゲート、最大502個のユーザーI/Oを搭載した5種類のデバイスで構成。低コストとともに電力管理、コンフィギュレーション方法やデザイン・セキュリティ(DeviceDNA)の面でも大きなメリットを持つ。ディスプレイ・パネルやビデオ/チューナ・ボードなどのインターフェイス、およびビデオ・スイッチングなどの民生用や産業機器といったFPGAの応用範囲をさらに拡大する。
同社は、今後の戦略製品として、デジタル家電などの分野で日本市場での事業拡大を計画。
新製品発表のため、先週末に来日した米本社ゼネラル・プロダクト事業部マーケティング&アプリケーション担当のクリストフ・シェーン・シニアダイレクターは次のように語った。
「従来型のFPGAでは、増大する情報需要に対応したシステムコストの課題は解決できなかった。新しい3Aは、世界で最も低コストのI/O重視型のFPGAとして、日本市場においてもプログラマブル・ソリューションの普及を加速させよう」。
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