電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
11月10日061110_03 アットマークテクノ ユニット その他 一般産業用

ARM9コアベースプロセッサを搭載/Linux 対応で88x134ミリの小型CPU ボード等



 アットマークテクノ(札幌市、実吉智裕社長)は、ARMベースの小型CPUボードとして、無線LAN対応シリーズをET2006で初公開する。

  同社は、小型CPUボードなど組込みハード、ソフトの開発、製造、販売を手掛ける。中でも、ARMベースプロセッサ搭載/Linux対応の小型CPUボードシリーズ「Armadillo」は、産業用途を中心に広く普及。高性能ながら小型、低価格という使い勝手が支持されている。

  この「Armadillo」の上位シリーズとなる「WA3000」を07年1月に発売する。

  「WA3000」の最大の特徴は、従来の有線LANに加え、無線LAN(IEEE802.11a/b/g)にも対応した点。サイレックス・テクノロジー社(大阪府東大阪市)の小型無線LANモジュールを標準搭載した。

  さらに、プロセッサには「Armadillo」同様にARM9コアをベースにした米ディジインターナショナル社(日本法人=東京都渋谷区)製の「NS9750」を搭載する。動作周波数200メガヘルツながら、冷却ファンを必要としない低消費電力性能を持つ。

  このほか、USB2.0、コンパクトフラッシュ、LCDインターフェイスを搭載しながら、88×134ミリの小型ボードサイズを実現している。

  開発キット(価格=4万9500円)には、標準OSとしてLinuxソースコード一式、GNUクロス開発環境を同梱。ソースコードには、ファイルシステム、デバイスドライバなども含み、「Armadillo」向けに開発したソフト資産も流用できる。

  実吉社長は「従来、PCカードモジュールなど、後付けで無線LAN対応していた場合の動作確認などの検証作業が不要になる。開発キット価格も、Armadilloの上位機種にプラス5千円程度で無線LAN対応が可能になる。初年度2千台の販売を目指すとともに、機能を限定した低価格版やZigBee対応ボードの開発も進めていく」と語っている。

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