061107_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
11月7日 |
061107_01 |
パナソニック エレクトロニックデバイス |
半導体複合部品 |
機能モジュール |
自動車機器用 |
復調LSIとチューナ用MOPICからなる業界初の車載用4ダイバーシティ地上デジタルフロントエンド
パナソニック エレクトロニックデバイスは、業界初の車載用4ダイバーシティ地上デジタルフロントエンドを開発し、サンプル出荷を始めた。サンプル価格は1セット5万円。
従来の2ダイバーシティ地上デジタルフロントエンドに比べ、価格を20%下げることができる。同時発売の2ダイバーシティ地上デジタルフロントエンドなら同40%安く供給できる。
フロントエンドのマザー工場岐阜工場で07年4月から月産3万セットで量産を開始。車載用地上デジタルチューナ、カーナビ、リア・エンターテインメント・システムなどに供給する。
4復調回路を1チップ化した新開発の4ダイバーシティ復調LSIと、2チューナを1パッケージに収めても放熱を抑えられる新開発の低消費電力のMOPICを採用した。
4チューナ、4フロントエンド構成の4ダイバーシティフロントエンドをチューナユニット2個プラスダイバーシティ復調ユニット1個の1パッケージと、チューナユニット2個を1パッケージ化したデュアルチューナパッケージの2パッケージで実現している。
従来の車載用地上デジタルフロントエンドは、すべて2チューナプラス2フロントエンドの2ダイバーシティ受信システム構成だった。
4ダイバーシティ対応は、外形寸法を2チューナプラスダイバーシティ復調LSIからなる「TTM8J」(36.7×69.9×8.3ミリ)、デュアルチューナ構成の「ET−08DHR」(36.7×48.9×8.3ミリ)に抑え、実装面積を44平方センチメートルにした。2ダイバーシティ対応の「TTM8J」(同)は、実装面積26平方センチメートルと、同社従来品の約半分にした。
低消費電力のLSI採用などで、従来の2ダイバーシティ対応で3.6ワットあった消費電力を4ダイバーシティ対応で2.8ワットに、2ダイバーシティ対応で1.6ワットに抑えた。
高速走行感度も4ダイバーシティ対応で200キロメートル/時(28チャンネル)。2ダイバーシティ対応では130キロメートル/時(同)と同社従来品比70%向上した。従来品で74本あった端子数は、4ダイバーシティ対応で72本、2ダイバーシティ対応で52本に削減した。
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