電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
10月12日061012_01 エプソントヨコム ユニット センサーモジュール 自動車機器用

カーナビの測位手法であるDR(推測航法)向け世界最小サイズの高精度ジャイロセンサー


 エプソントヨコムは、中期経営戦略の事業展開である“3D戦略”を推し進めている。その一環として、このほどカーナビゲーションの測位手法であるDR(Dead Reckoning:推測航法)向けに最適で、システムの高性能化を実現できる世界最小サイズの超小型・薄型の高精度ジャイロセンサー「XV−8000CB」を開発した。今年の12月からサンプルを出荷する。

  同社の中期経営計画で取り組んでいる“3D戦略”は、水晶デバイスを核としたタイミングデバイス(TD)、OLPF(光ローパスフィルタ)などのオプトデバイス(OD)、ジャイロといったセンシングデバイス(SD)の3事業における水平展開と垂直展開による事業拡大。

   新製品は、3D戦略のうち、SD製品の拡充。水晶を用いたジャイロ素子の優れた安定性に加え、同社独自の高度な水晶微細加工技術、低消費電力アナログ回路技術、パッケージング技術を駆使し、高精度でありながら、世界最小サイズ(5.0×3.2×1.3ミリメートル)を実現した。また、独自の素子構造を採用したことにより、耐振動、耐衝撃特性に優れる。

 5×3.2×1.3ミリ

 カーナビゲーションを中心とするGPSアプリケーションでは、さらなる高機能・高精度化が要求されており、このニーズに対応した。

  特徴は(1)超小型・薄型化を実現(5.0×3.2×1.3ミリメートル)(2)水晶ジャイロ素子と温度補償回路を内蔵し、安定出力を実現(3)耐振動・耐衝撃特性に優れ、車載アプリケーションに最適(4)温度センサー出力端子をシステムの温度補正に利用可能(5)気密封止構造による優れた耐環境性の実現−などとなっている。

  ジャイロセンサーは、既に圧電セラミックを使った圧電ジャイロがデジカメ、デジタルビデオカメラなどの手ぶれ防止などに利用されている。今回、水晶を用いたことによって、高精度化を促進。新たなアプリケーションが期待できる。


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