電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
10月6日061006_08 IBM 半導体集積回路 マイコン・DSP パソコン・OA機器・LAN用

消費電力が従来比半分のシングルコア32ビットと32/64ビットMPU2機種とプロセッサコア


 【ニューヨーク支局】米IBMはこのほど、低消費電力を特徴とするマイクロプロセッサ(MPU)とプロセッサコアの新製品を発表した。高性能で電力効率に優れた「パワーPC」プロセッサは、企業向け、個人向けの広範囲なアプリケーションに対応できると同社は自信をみせている。

  MPUの新製品は2種類。いずれもシングルコアの標準製品で、即日入手可能。32ビットの「パワーPC750CL」は、消費電力が前世代製品の2分の1で、性能を示す動作周波数は400メガビットから1ギガビット。256キロバイトの2次キャッシュ(高速記憶装置)を内蔵し、通信、ストレージ、画像、民生電子、その他高性能組込みアプリケーションをターゲットとしている。

  「パワーPC970GX」は、32ビットと64ビットの両方に対応。パワー性能は前世代の「970FX」と同じだが、1メガバイトで2倍の2次キャッシュを内蔵している。クロック周波数は1.2−2.5ギガヘルツ。広帯域データ処理をサポートし、通信、ストレージ、マルチメディア、グラフィクス機器に最適。

  IBMは今回「970」プロセッサシリーズのコンパニオンチップ「CPC965」も紹介した。同製品はMPUにI/O(入出力)接続機能を提供し、従来のブリッジチップより低消費電力で動作する。プロセッサ周波数の最大2分の1で動作する超高速フロントバスが特徴。07年3月からサンプル出荷を開始する。

  また、32ビットプロセッサコアの新製品として「460S」「464FP H90」「464 H90」を発表。いずれも低消費電力で、IBMのオンチップ・システムアーキテクチャ「コアコネクト」を採用している。通信、ネットワーク、航空・防衛、民生電子、ストレージ、プリンタなど組込みアプリケーション用に設計された。

  464 H90と464FP H90の予備設計キットはそれぞれ、今年末と07年第1四半期に提供する。「460S」は07年第2四半期に発売の予定。

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