電波プロダクトニュース
061005_04
業界最薄の地上デジタル・地上アナログ・衛星デジタル放送受信用複合フロントエンド 地上デジタル放送受信用機器の世界市場規模は、06年で4818万台、09年で1億3358万台になると同社では見ている。「デジタルの波に乗る形で事業拡大できれば」(同社電子部品事業本部・江川龍太郎高周波デバイス事業部長)とし、今回の新製品を開発した。 新製品は、独自の高周波ICの搭載と、3種類の電波干渉を抑える高周波回路技術、高密度実装技術により、地上デジタル/アナログ放送、衛星デジタル放送(BS/CS)の3波の受信回路を1パッケージ化した。地上放送と衛星放送の同時受信も可能。 業界最薄サイズ(12.7ミリ)に加え、実装面積でも3台の単機能フロントエンド(同社従来品)搭載の場合と比べ約46%削減している。薄型テレビ、DVDなどの機器のさらなる薄型化が可能という。 高い対隣接チャンネル妨害特性と低フェーズノイズ特性、広帯域アンプの歪み特性の向上により、弱電界域から強電界域まで、幅広いダイナミックレンジを確保した。 また、3波の各フロントエンドの自由な組み合わせでの生産も可能。種類は3波タイプと地上デジタル、衛星デジタルタイプでそれぞれに復調内蔵と非内蔵タイプを揃えた。日本だけでなく、米国、欧州、中国の4地域向けも用意し、各4機種、計16機種を投入していく。 07年1月に月産3万台で量産を開始する予定。江川事業部長は「30年間培った電子チューナ技術を生かし、拡大していきたい」と話した。 |
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