電波プロダクトニュース
061004_01
入力画像の輝度信号と色差信号を同時に補正できる独自技術を採用したセキュリティ用画像補正LSI 独自開発のAIE技術は、カメラで取り込んだ画像を数十エリアに分割し、エリアごとに、エリア全体の輝度を256段階で判別。補正量を決めて、影で暗くなった画像部分の輝度を上げ、明るい画像部分は、逆に輝度を下げる画像の明暗補正を行う。同時に、エリアごとに画像の色差も補正し、色あざやかな画像に仕上げる。 新開発の画像補正LSIでは、AIE技術を輝度判別、画像エンハンス、カラーコレクションの3ブロックからなるAIE処理ブロックで構成した。 また、同LSIは、画像の動きの有無をエリアごとに検出した検出信号を割り込み、コントローラに送り、割り込み信号としてホストCPUに送る(割り込み出力1系統)動き検出ブロックも内蔵した。これにより、動きのある期間だけを動画記録したり、MIDI再生と組み合わせて、番犬がほえるようなアプリケーションを提供したりできる。 0.13マイクロメートルCMOSプロセスを採用。全ブロックをロジックで構成し、高速補正、低消費電力(コア電圧1.5ボルト、コア電流15ミリアンペアtyp)、VGA30フレーム/秒を実現した。パッケージ36ピンVQFN。 生産は、前工程がローム本社(京都市)、後工程をフィリピン工場で行う。 |
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