電波プロダクトニュース
060922_02
垂直磁気記録方式で1平方インチ当たり421ギガビットの世界最高面密度を達成 【ニューヨーク支局】HDD(ハードディスクドライブ)世界最大手の米シーゲイト・テクノロジーはこのほど、垂直磁気記録方式のデモンストレーションで、1平方インチ当たり421ギガビットという世界最高の面密度記録を達成したと発表した。 今回のデモは、量産レベルで使用されている生産設備を使用して製造された、垂直磁気記録方式の磁気ヘッドとメディアを使用。これにより世界記録を樹立したことは、同社が今後大規模な技術の変更や設備投資を行わなくても、比較的早い時期に高面密度HDDを実用化できることを実証するものと、シーゲイトでは自信をみせている。 今回達成した421ギガビットの面密度を実際にディスクに置き換えると、デジタル家電分野で使用される1インチ製品では40ギガバイト、1.8インチでは275ギガバイト、デスクトップPCや企業向けでは約2.5テラバイト(テラ=1兆)の容量を達成することになる。 2.5テラバイトの容量では、音楽なら4万1650時間分、デジタル画像80万枚分、デジタルビデオ4千時間、ビデオゲーム120本を保存可能。 シーゲイトでは、高面密度を持つHDDの実用化は09年になると予想している。 |
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