電波プロダクトニュース
060921_04
事務用機器メーカー向けカスタム対応の導電性を付与した高精度低摩擦滑り軸受 同社従来品の「ハイブリッドベアファイト」と合わせて、2年後に年間15億円の売上げを見込んでいる。 新製品は、焼結金属の内径に樹脂を薄くインサート成型することで、高回転精度を実現した(焼結含油軸受並み)。 高精度で軟質軸材にも対応する。内径樹脂には高性能摺動材を用い、従来の導電性樹脂の2分の1の摩擦係数(摩擦係数μ=0.10)と低トルク化した。また、内径樹脂にカーボン・ナノ粒子を配合し、静電除去に必要な導電性を付与した(体積抵抗率=3×310オームセンチ)。 焼結金属と樹脂の2層構造により、内部構造が極めて単純で、転がり軸受より低断面のコンパクト設計。低断面化による特殊寸法にも対応する。 同社は、05年3月から樹脂と焼結金属のハイブリッド構造採用の高精度低摩擦滑り軸受「ハイブリッドベアファイト」を量産しているが、樹脂層が絶縁材料のため、軸受の導電性へのニーズに対応できなかった。 新製品は、プリンタやコピー機など、事務機器の搬送ローラや感光ドラム軸受、現像部軸受、転写部軸受などに適用できる。 |
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