電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
9月19日060919_04 村田製作所 ユニット センサーモジュール 自動車機器用

カーナビ用超小型低背(10x10x3.3ミリ)高精度のジャイロセンサー


 村田製作所は、カーナビ用の超小型低背、高精度のジャイロセンサー「MEV―50A―R」を商品化し、量産に入っている。サンプル価格は5千円。現在は月産10万個体制だが、早急に月産25万個にまで引き上げる予定。

 新製品は、業界最薄型の10×10×3.3ミリサイズで、体積は同社従来品の20%、表面実装に対応している。MEMS技術を駆使した振動ジャイロで、振動子構造体に単結晶シリコンを採用。シリコン基板に深掘り加工を施して、微細な櫛歯構造の電極対を形成し、振動子に角速度が加わったときに生ずるコリオリ力を、電極間の静電容量の変化として検知する。

 同社のMEMSタイプジャイロは、独自の新しい振動子構造を採用し、従来の圧電タイプに比べ、大幅な高精度と小型化を実現した。同時に耐振動、耐衝撃特性も向上。

 MEMS素子からの微小信号を処理する回路部も、素子の優れた安定性を生かした専用ICにより、安定した温度特性を確保した。この安定した温度特性が、カーナビの高性能化に、低背構造は、セットの高密度化に貢献する。

 各種ロボットの姿勢制御や、移動体・運動体の計測など、幅広い応用にも期待でき、同社の自転車型ロボット「ムラタセイサク君」にも搭載されている。検出範囲はプラスマイナス70deg/秒。感度は25ミリボルト/deg/秒。RoHS指令対応。千葉・幕張メッセで10月3―7日まで開催される「CEATEC JAPAN 2006」で展示する。

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