060728_06 サムスン電子

060728_06
　

日付		メーカー名	製品分類	分類	用途
7月28日	060728_06	サムスン電子	半導体複合部品	機能モジュール	パソコン・OA機器・LAN用

ビスタ「ウインドウズ・レディ・ブースト」対応の４ギガバイトのフラッシュソリッド・ステート・ディスク

　【ソウル支局】韓国のサムスン電子は２６日、容量４ギガバイトのフラッシュＳＳＤ（ソリッド・ステート・ディスク）の量産体制が整ったと発表した。米マイクロソフトの次期ＯＳ「ウインドウズ・ビスタ」に対応し、ＰＣ用の高速ＮＡＮＤ型フラッシュメモリーキャッシュとして利用できる。これによって、アプリケーション起動やユーザー切り替え時間の大幅短縮を実現する。

　ＳＳＤは、データやアプリを保存するフラッシュメモリーを搭載した磁気ディスク。サムスンのＳＳＤは、４ギガビットのＮＡＮＤ型フラッシュメモリー８個とＡＲＭベースのマイクロコントローラ（ＭＰＵ）で構成する。

　フラッシュメモリーを使ってシステムの応答性を改善する「ビスタ」の新機能「ウインドウズ・レディ・ブースト」に対　応し、アプリケーション起動やユーザーの切り替えに要する時間も高速化をサポートする。

　ユーザーがデータを必要とする時は、従来のＨＤＤなら処理できるリクエストが毎秒１００―２００に限られるのに対し、サムスンのＳＳＤは毎秒５千のリクエストに対応できるため、データ探しにかかる時間は実質的にゼロとなる。

　４ギガバイトのＳＤＤはハイブリッド型ＨＤＤと連携し、キャッシュデータの２次ソースとして動作可能。マザーボードのどこにでも配置でき、ＡＴＡポートを介して接続される。

　このフラッシュキャッシュはＤＲＡＭを補完。「ビスタ」は「レディブースト」デバイスに蓄積されたすべてのデータを自動的に圧縮するため、実際は４ギガバイトのドライブで最大８ギガバイトのデータ処理ができる。「ウインドウズ・ビスタ」と関連のないアプリケーションでも使用可能だ。