電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
6月5日060605_02 NS 半導体集積回路 汎用リニアIC 通信インフラ用

サンプリングレート155メガサンプル帯域幅1.1Gヘルツの14ビットADC


  米ナショナル・セミコンダクター(NS、日本法人=NSジャパン、ユーゲン・ヘルト社長)は今月、14ビットADコンバータとして、業界最高の1.1ギガヘルツの帯域幅を実現した「ADC14155」を発売する。サンプリングレートは、毎秒155メガサンプル。価格は1千個一括購入時、7200円となる。

 ADC14155は、高帯域幅により無線通信用途などで、初段の中間周波数でのデジタル化が可能になり、部品点数やシステム消費電力が低減できる。入力周波数が、通信用レシーバに一般的に使用される70メガヘルツの場合、スプリアス・フリー・ダイナミック・レンジ(SFDR)が85デシベルとなるダイナミック特性と、72デシベルの信号対ノイズ比(SNR)の性能を持つ。

 また、入力周波数が420メガヘルツの場合は、SFDR72デシベル、SNR68デシベルを実現する。

 動作電圧は3.3ボルトで、消費電力は代表値で980ミリワット、スタンバイ時は5ミリワット。48ピンLLPパッケージを採用している。

 同社では、ADC14155を皮切りに、高速14ビットADコンバータ製品を拡充していく方針。今後、サンプリングレートで毎秒80―155メガサンプルをカバーし、1チャンネル版、2チャンネル版などを開発していく。

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