電波プロダクトニュース
060425_03
モバイルTV向け8個のプロセッサ搭載の次世代デジタル・ビデオ・シグナル・チップ
【ラスベガス(米ネバダ州)=フェルナンド・レイエス特派員】フランスの放送機器メーカー、トムソン・グラスバレーのマルク・バレンティン社長は、次世代のデジタル・ビデオ・シグナル・チップ「アドバンスド・コンプレッション・プロセッサ(HD-ACP)」を開発したと発表した。 24日から当地で開催中の電子放送メディアの総合見本市「NAB2006」では、「オープンネスとアフォーダビリティ」をテーマに、インターネット・テレビとモバイル機器向けリッチ・コンテンツを取り上げていることも発表した。 HD-ACPはMPEG-4規格のViBEエンコーダで、4メガビット/秒の高品質HDが可能になる。同社長によると、製品はほぼ完成しており、9月には工場生産が可能という。基板を1つ交換するだけでプロセッサ処理のアップグレードが可能となる。 また、90ナノのプロセスが実行可能で「ARM RISC」2個、自在にプログラミングができるデジタル・シグナル・プロセッサ(DSP)6個、計8個のプロセッサが搭載されている。これらによりHDのMPEG-2とMPEG-4規格のコーディング、デコーディング、トランスコーディングができる。 同社長によると「世界のモバイルテレビへの動きは速く、当社のインターネット事業の中でもモバイルテレビは、急速に重要性を増してきた」ので、モバイルテレビ関連の放送設備の売上げは今年だけでも少なくとも3千万ユーロ期待できるとみている。 最近ではスペインのワイヤレス・サービス事業者、テレフォニカから欧州地域のサービス向けに数百億ユーロ単位の受注があった。テレフォニカのプラットフォームは第3世代のMPEG-2規格エンコーディングを採用しており、グラスバレーはテレフォニカのシステム全体を手掛けている。 |
|
全新製品情報
|
一般電子部品:製品別リスト
|
|
電子デバイス:製品別リスト
|
電子デバイス:用途別リスト|
| ホームページへ戻る
|
次データへ
|