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データ伝送と電源の絶縁を1チップで実現した低コストデジタル・アイソレータ  アナログデバイセズは２２日、データ伝送と電源の絶縁を１チップで実現するデジタル・アイソレータ「ADuM5240/5241/5242」の３製品を７月からサンプル出荷する、と発表した。 新製品は、同社が０１年に導入したフォトカプラ技術に代わる独自の磁気データ伝送による「ｉＣｏｕｐｌｅｒ技術」を活用し、さらに「ｉｓｏＰｏｗｅｒ」技術を組み込むことで、製品コストを最高８０％節減、基板面積も最大８０％縮小できる。 既存のソリューションでは、多数の部品を別々の信号回路と電源回路という構成が必要。これに対し、今回開発された新製品は、デュアル・チャンネル・アイソレータで１個の絶縁された電源回路を２個のデジタル信号チャンネルとともに集積した。部品点数は、外付けタイプの１２個から３個、ボード面積は５１０平方ミリメートルから６０平方ミリメートルに減少。 これによりサイズの縮小、コスト低減、開発時間の短縮などの課題を持つ工場自動化機器、計測機器や２次制御電源などの低消費電力アプリケーション向けに完全な絶縁ソリューションを提供できる。 ３機種とも鉛フリーの８ピンＳＯＩＣ（スモール・アウトラインＩＣ）パッケージで供給。北米および欧州の主要安全規格認定を取得済み。単価は２ドル９５セント（1000個受注時）。 特定顧客には現在、サンプル出荷中。 | ||||||||||||