電波プロダクトニュース
060315_05
世界の3映像方式に対応した液晶TV用ディスプレイコントローラLSI 沖電気工業はこのほど、世界標準の3種類の映像方式に対応し、映像信号処理に必要な機能を一体化した液晶テレビ用ディスプレイコントローラLSI「ML86V8208」を開発、標準品「ML86V8208TC」と車載対応品「ML86V8208RTC」をそれぞれ5月と8月から量産出荷する。価格は標準品が1500円(税別)。 ML86V8208は、これまでビデオレコーダ、スケーラ、オン・スクリーン・ディスプレイ(OSD)コントローラなどの複数のLSIにより実現していた液晶テレビの映像信号処理を、ワンチップに集積したLSI。 NTSC、PAL、SECAMと世界のテレビ方式に対応し、テレビ電波の弱い地域での受信信号や、VTRの特殊再生映像出力などの非標準映像信号に対する耐性を強化したビデオデコーダを内蔵している。 入力した映像信号は、I/P変換、スケーリングによりW-VGAやVGAの液晶ディスプレイに適した画素数に変換する。また、画面上にメニューなどを重ねて表示するオン・スクリーン・ディスプレイ機能も内蔵している。さらに、6-10ボルト型程度の中・小型液晶を考慮し、大きなメモリーを持たずにコストパフォーマンスの高い映像処理を実現する。 車載対応品は、ISO/TS16949に適合した高品質な製品を実現している。 主な用途は、車載リアシートテレビ、キッチン、浴室用テレビ、ポータブルテレビ、アミューズメントモニター、FA機器など。 |
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